人気アニメに登場する「ガンダム」のプラモデル、通称「ガンプラ」づくりを通じて、東日本大震災で被災した中年男性に心の余裕をもってもらおうという取り組みを三重県のボランティア団体が企画している。
女性に比べて引きこもりがちな男性に参加してもらい、語らいや癒やしの場にしてもらう狙い。
「みえ災害ボランティア支援センター」(津市)の谷畑哲男さん(41)が発案。二十二~二十五日の日程で岩手県山田町に向かう。
センターは昨年四月以降、月二回のペースで山田町の仮設住宅に住む人たちと、アクセサリー作りなど趣味を通じて話す「サロン活動」を続けてきた。ただ、参加者はいつも女性ばかり。仕事がなく家にこもったり、仕事以外でほとんど外に出ようとしない男性が気になっていた。
そこで、ガンダム世代の人なら「ガンプラ」に興味を持つはずだと、思いたった。「ガンダム世代の男性を引きつける武器になる」。
子ども連れの参加も歓迎する。
山田町の公共施設を借り、「初代ガンダム」を百四十四分の一に縮尺したプラモデルを五十箱持ち込んで一緒に組み立てる計画だ。
初心者には、出来上がりをかっこよく、リアルに見せるための塗装方法も伝授する。
会場ではアニメのテーマ曲を流し、ガンダム談議に興じてもらう。
震災から間もなく二年。被災者は悲しみや将来への不安を抱えたままだ。
谷畑さんは「心の負担を少しでも軽くするには言葉に出してはき出すことが一番。
内気だった主人公が試練を経て成長していったガンダムの話題などを語り合えば」と、参加者の気分転換になるよう願う。
ガンプラ製造元の持ち株会社バンダイナムコホールディングスは、被災地で子ども向けに開かれるプラモデル教室に人を派遣するなど協力している。広報担当者は「大人向けは初めて聞く。癒やしにつながるのならうれしい」と話す。
(南拡大朗)
<ガンダム> 1979年に第1作がテレビ朝日系で放映され、現在も続くロボットアニメのシリーズ。
中でも最初の作品に登場し、主人公のアムロ・レイが操る「ファーストガンダム」の機体は根強い人気があり、東京・お台場には「実物大」の模型が設置されている。
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「ガンプラ」を使った被災者支援に期待を寄せる谷畑哲男さん=津市のみえ災害ボランティア支援センターで
東京新聞 2013年2月14日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013021402000244.html
被災者じゃないけど
アラフォーのオッサンがこういうのやってるのが胸熱すぎるww
応援するぜ!
初代のガンプラじゃないの?
っていう部分もミソだな。
親子共々嫁に睨まれている我が家では関係のない話だがw
。・゚・(ノД`)・゚・。
こういう事を通して話が盛り上がるのがいかに大きいか、
今の社会の盲点かもな。
そして、アニメの大きな価値かも。
これを機にたくさん交流すればいいよ。
何というネオジオンw
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