5月13日、国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食を推奨する報告書を発表した。地球上には食べられる昆虫が1900種以上存在し、既に数百種がさまざまな国の食卓に上っているという。
イスラエル、ネゲブ砂漠のクメヒン近郊の市場で売られている、トビバッタの素揚げ(5月5日)。昆虫はさまざまな国で人気の“スナック”だ。Photograph by Amir Cohen/Reuters
昆虫を常食としている地域はアフリカ36カ国、南北アメリカ23カ国、アジア29カ国、ヨーロッパ11カ国に広がり、延べ人口はおよそ20億人に達する。
身の回りの昆虫は、追い払ったり、たたき殺したり、時には殺虫剤で戦ったりするような不快な存在だ。しかし優れた栄養食品でもあり、ほかの食材に引けを取らない量のタンパク質、繊維質、良質の脂肪、必須ミネラルを含んでいる。
さらに飼育の観点からも利点がある。必要な土地は、ウシやブタ、ヒツジなどを育てるよりもはるかに狭くて済むし、食べたエサを家畜より効率的にタンパク質に変換するので、少ない投資で多くの成果を得ることができる。また、ゲップが地球温暖化の原因ともなるウシなどとは異なり、排出される温室効果ガスも少ない。
また昆虫食は、殺虫剤に依存しないで害虫を減らす、安全で健康的な方法だ。さらに、新たな産業が雇用の創出につながり、“食用昆虫”がたくさん生息する熱帯の開発途上国では特に好都合である。
今回は、これから訪れるかもしれない昆虫食ブームを先取りして、「世界の食用昆虫、人気ベスト8」を紹介しよう。
1. 甲虫類
カミキリムシやコガネムシ、フンコロガシ、カブトムシといった甲虫類は、アマゾン盆地やアフリカの一部など、熱帯や温帯の深い森林に覆われた地域で食用となっている。樹皮や倒木、森の地面で、さまざまな種を簡単に見つけることができるし、樹木のセルロース成分を人間が消化可能な脂肪に効率的に変換してくれる。また、含まれるタンパク質の量も昆虫界ではトップクラスだ。
2. チョウ、ガ
チョウやガの幼虫、さなぎは、非常に“ジューシー”で、タンパク質や鉄分を多く含む。特にアフリカ諸国で人気があり、栄養が不足がちな子どもや妊婦にとって、優れた“サプリメント(栄養補助食品)”となっている。中央アメリカや南アメリカでは、リュウゼツランの葉の間に生息するガの幼虫が人気の食材で、「メスカル」というメキシコ特産の蒸留酒に入れて飲むことで有名である。
3. ハチ
ハチミツは世界で愛されているが、ハチも立派な食材だ。アジアやアフリカ、オーストラリア、南アメリカ、メキシコでは、卵や幼虫、さなぎを巣から取り出して食べる。ハリナシミツバチが断トツの人気で、大型のハチがそれに続くがランキングでは大きく離されている。
4. アリ
1匹1匹は小さいが、例えばアカアリを100グラム集めると、14グラムのタンパク質が採取できる。鶏卵よりも多い優秀な食品だ。ほかにも、カルシウムが48グラム含まれ、鉄分なども多い。その一方、熱量は100カロリー未満で、炭水化物も少ない。
5. バッタ類
イナゴやコオロギを含むバッタ類は、量的に世界で最も食用にされている昆虫といえる。どこにでも生息し捕獲も簡単だ。
さまざまな種類があり、いずれも優れたタンパク質源となる。無味ではあるが、逆にどのような味付けにも適していると言えるだろう。大量発生するトビバッタなどは、既に飢饉に陥っている地域で作物を荒らし回るやっかい者で、食用の習慣が生まれたのは当然かもしれない。
>>2
あたりに続く
Jennifer Holland/National Geographic News May 15, 2013
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130515003
ほかの種ほど一般的ではないが、ハエやカ、シロアリ、シラミなども食用になる場合がある。チーズをエサに育ったハエはチーズ味、水場で育った種はカモや魚に似た味になるという。
7. 水生昆虫
ミズムシやマツモムシなど水生昆虫は世界各地に生息し、飼育も容易だ。水生植物の茎に卵を産み、淡水・海水、水たまりでも繁殖する。
8.
悪臭を放つカメムシ類は、ソースに混ぜるとリンゴ味になるという。ヨウ素の貴重な供給源でもあり、麻酔・鎮痛成分が含まれている昆虫としても知られている。
関連ニュース
【食品】FAO「昆虫を食べよう」
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1368504894/
慣れればいけるかもな
虫食より虫を撲滅したほうが穀物の収穫も上がっていいと思う
イナゴ食べたことない人は大人になっても食べようと思わないだろ
本末転倒感が拭いきれない・・・
味は同じでもチーズとして摂取出来る栄養素と、ハエで摂取出来る栄養素が違う。
でもハエは食べたくないなw
親父が海老を獲る漁師だったのでシャコは海老を買えない貧乏な人の食い物だと思っていた
何が悲しくってこれだけ進歩した文明で虫なんて食わなきゃいけねーんだよ
栄養偏ったらカロリーメイトでも食えっつーの
なんで脚とか殻を残したまま丸ごと使いたがるんだよw
野菜なんか、少しでも口当たりが悪くなりそうならいちいち皮を剥いたり
海老だって脚や殻を外すのに、虫の場合はドヤ顔でそのまんま投入w
幼虫類だって頭ぐらい取れよ。
日本人に食えないものなどない、昆虫も自信をもって食え。芋虫おいしいよ。
そう考えると何で平気でエビ食えるのか不思議になってくるな
大きさの問題じゃね
イナゴの佃煮は不味くはないけどそれほど美味いわけではない
イナゴをから炒りして塩を振ったのは小海老にそっくりで美味いぞ。
食紅は昆虫だっけ?
なんかのカイガラムシ
クロスズメバチのやつだけど。
2:日本原産の虫に限る
3:ローコスト(餌代があまりかからない)
4:加工がし易い
5:食べ過ぎても副作用が無い又は少ない
6:協力してくれる専門家がいる
7:物流コストを安く抑えられる
8:商品のブランド化
9:カリスマ営業マンとカリスマシェフの協力がある
10:マスコミに好意的な報道をしてもらう
11:ドキュメンタリードラマ(ビッグダディ的)な放送をしてもらう
以上をクリアすれば成功しそうな気がする
美容にいい。てなれば流行る
特に肌が綺麗になる類
コメントはこちら