1: ベガスφ ★:2013/11/16(土) 06:19:40.28 ID:
犬と人間が親しい関係になったのは、3万2000─1万9000年前の欧州でオオカミが狩猟採集生活をしていた人になついたのが始まりとする研究結果を、フィンランドの研究者らが米科学誌サイエンスに発表した。
見つかったオオカミや犬の化石のDNAを研究者らが分析したところ、犬の起源が中東や東アジアだとする従来の説を覆す結果が出たという。
専門家らは、食べ残しを求めて集落に近付いたハイイロオオカミが人になつき、護衛や狩猟のパートナーという役割を通じて、親しい友人となっていったという説では一致しているが、それがいつ、どこで起きたかが問題となっていた。
今回のDNA分析で、現在の犬の遺伝子と最も近かったのは、欧州で発見された犬の化石や現在の欧州のオオカミで、欧州以外のオオカミとは類似していないことが分かった。
研究者は、欧州がオオカミの家畜化に大きな役割を果たしたのはほぼ確実だと説明しており、農耕社会以前に家畜化されていた可能性が高まった。
2013年 11月 15日 12:45 JST
http://jp.reuters.com/article/wtOddlyEnoughNews/idJPTYE9AE01W20131115
Complete Mitochondrial Genomes of Ancient Canids Suggest a European Origin of Domestic Dogs
http://www.sciencemag.org/content/342/6160/871.abstract
ちょっと待て。
オーストラリア原住民のアボリジンが5万年前にオーストラリア大陸に入った時、
既に犬を連れていた事実をどう解釈するつもりだ?
他にも6千年前にアジアの一角から太平洋諸島に乗り出したポリネシア人も犬を家畜として連れていた。
アメリカ大陸でもメキシコでスペインの侵略以前からチワワが食用犬とされていたし、
ヨーロッパ圏と隔たった地域で犬が家畜化されていたケースは多い。
これを解決せずして犬の家畜化はヨーロッパ起源とは言えない筈。
ディンゴは数万年前の初期移住民と一緒じゃなくて、9000年前かその後の移住民が連れてきたって説のほうが有力になってるよ
どこか一カ所が起源なわけじゃなく、あちこちで家畜化は起こったんじゃないの?
遺伝子操作なんかしてないよな。
野犬と狼と何が違うん?
育てて、以後その子孫がずっと人間と暮らしているってことじゃないの?
シェパードでもドーベルマンでも仔犬のときはものすごくかわいいよ
それもありえそうだね。家畜としてよりペットとしてのほうが先だったという説。
親子二代が人と接触していない環境で育った野犬は人にぜったい懐かないからね。
いまでも犬のその性質は変わっていない。
子犬時代から人に飼われていたか人に飼われた親のもとで育った子犬かのいずれかでなければ
人に懐くのは犬といえども極めて難しい。その点は他の動物と違わないくらい。
狩猟民が残した肉をあさっているとか狩猟民が餌付けしただけでは家畜やペットにはならない。
狩猟民に近づいてきた犬の、しかも親を失った孤児の子犬、あるいは親犬を人が食ってしまい、
そのために親を失った子犬をペットとして飼いはじめたのが最初かもしれない。
実際、アマゾンの狩猟民に、狩りで常に捕食している猿の子をペットとして飼っている例がある。
親が人に慣れて無いと子供はずっと人に慣れない。
ロシアで行なわれたキツネの家畜化実験↑では、
十世代・数十年くらいの選択育種で、
攻撃性が弱くヒトに懐きやすいキツネが誕生したらしい。
オオカミの家畜化でも似たような過程があったんだろうが、
もちろん、明確な意志に基づいた計画的事業ではなかった。
オオカミを狩ったら仔が居て、殺すに忍びず飼ってみたのが始まりだろう。
多くは成長後に野生化し、逃げ出したり殺されたりしたんだろうが、
凶暴性の薄い個体だけ残って代々飼われるようになった結果、
無自覚的選択育種でイヌになっていったんだろう。
ロシアのキツネ実験では百年もかかってない。
無自覚的選択育種では遥かに効率が低かったろうが、
それでも千年は かからなかったんじゃないかな。
1997年・カルレス・ヴィラ
1997年・カルレス・ヴィラ カルレス・ヴィラ氏(Carles Vila)は、今の所最も包括的な犬の祖先に関する研究を行った人物であり、
「犬の祖先はオオカミ以外にはありえない」という結論を最初に導き出した人物でもあります。
ヴィラ氏の研究チームは、ヨーロッパ、アジア、北アメリカなど27地域から採集した162にも及ぶオオカミのミトコンドリアDNAサンプルを解析し、
これらを世界中から集められた67犬種、140個体分の犬のミトコンドリアDNAサンプルと比較しました。
結果は、現在世界中に存在している犬は全て、それぞれ単独の4つの祖先から派生したというものでした。
その中でも最も大きなグループには、ディンゴやオーストラリア、ニューギニアシンギングドッグなど、
最も古いと目されている犬種に近いDNAシークエンスを有しており、またこのグループにはコリーやレトリバー種など、
現存している犬の多くが含まれます。さらにこのグループのミトコンドリアDNAに特有のある配列は、
比較対象となった162頭のオオカミには全く存在していないという事実も明らかになりました。このことは、
現在世界中に存在している犬の大部分は、オオカミの祖先とはるか昔に分岐した、全く別の個体を祖先としている 、ということを物語ります。
まとめると以下のようになります。まずオオカミとは少し違ったミトコンドリアDNAを有する犬の祖先種が生まれます。
たった1頭生まれた変異種が他の個体と交配することにより新たな系統を作り出したのか、
それとも偶然が重なり合い、同じ時期に4頭の変異種がうまれたのかは分かりません。
しかしこの突然変異種が互いに独立した4つの系統を作り、今日存在している全ての犬の祖先4系統になった、というわけです。
アライグマとかチンパンジーとか、飼えるのは幼獣の間だけ。
成長したら凶暴になり、飼い主でも噛むようになる。
本来のオオカミも、そういう動物だったはず。
オオカミは成獣になってもなつくらしい
ただ一般に他の人間への警戒心やビビリが強い
このドキュメンタリーも素晴らしい
野生オオカミの群れと暮らした写真家
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