リオ五輪を控えた2016年8月某日、霊長類最強の座を欲しいままにした吉田は困惑していた。 スタジアムに響くライバル達のため息、どこからか聞こえる「今年も階級を変えなきゃな」の声 無言で逃げ始めた選手達の中、もはや普通の女の子には戻れなくなった吉田は独りベンチで泣いていた これまでに手にした栄冠を捨て、敗北を知り 、女の子としての幸せ、悦び、感動、そして何より信頼し「守ってもらえる」結婚相手・・・ それを今の状況で得ることは殆ど不可能と言ってよかった 「どうすればいいの・・・」吉田は悔し涙を流し続けた どれくらい経ったろうか、吉田ははっと目覚めた どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した 「やれやれ、帰ってアルソック体操をしなくちゃな」吉田は苦笑しながら呟いた 立ち上がって伸びをした時、吉田はふと気付いた 「あれ・・・？次元が減ってる・・・！？」 コマから飛び出した吉田が目にしたのは、二次元になりかわいく描かれた自分の姿だった どういうことか分からずに呆然とする吉田の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた 「オッス、オラ悟空！おめぇえれぇ強ぇらしいなぁ！オラワクワクすっぞ！」声の方に振り返った吉田は目を疑った 「そ・・・孫さん？」 　「なんじゃ沙保里とやら？お主の強さはハンター協会にも届いておるぞ？」 「ネ・・・ネテロ元会長！？」 　「なんだ吉田、かってにネテロさんを引退させやがって」 「雷禅さん・・・」 　吉田は半分パニックになりながら対戦表を見上げた １番：ジョジョの奇妙な冒険　２番：シャーマンキング　３番：幽☆遊☆白書　４番：ドラゴンボール　５番：ハンターハンター　６番：内川　７番：ワンピース　８番：ブリーチ　９番：ナルト 暫時、唖然としていた吉田だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった 「負けれる・・・(普通の女の子に)戻れるんだ！」 コーチからユニフォームを受け取り、グラウンドへ全力疾走する吉田、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・ 翌日、数多の屍の上で咽び泣く吉田が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った。

えぇ…(困惑)

なんや縁起でもない

内川は三次元ちゃうんか

１番：ジョジョの奇妙な冒険　２番：シャーマンキング　３番：幽☆遊☆白書　４番：ドラゴンボール　５番：ハンターハンター　６番：内川　７番：ワンピース　８番：ブリーチ　９番：ナルト さすがのこいつらでも吉田ネキにはダメだったのか・・・

まぁ全力霊丸くらい片手で握り潰せそうだし まぁ多少はね

さりげなく彼で草